01/10/07
世界平和12(戦争の原因8・・武士・王様の戦争7)将棋の原理2
日本の国内戦の場合、負けたときは、大将が首を切られるだけで、勝負がつくとそれまで敵方として熾烈に戦っていた相手の武士まで、みんな自分の新たな兵に加わる便利な社会でした。
ですから、信長が占領地を広げると(若干のタイムラグはありますが・・)そのまま、その占領面積に応じた大兵力になっていったのです。
日本の国内戦では、将棋で相手から奪った駒が、自分の使える手駒になるのと同じ原理です。
こんな便利な不思議な遊びは世界中どこでもあるのでしょうか?
将棋は輸入の遊びですが、誰かの受け売りですが、平安時代までは相手から取った駒が使えなかったが、戦国時代からは相手から取った駒が使えるようにルール改正されて、爆発的に普及したとあります。
日本の合戦の実情が反映され、輸入の遊びが、日本固有の民族性に合うように工夫されて広まったともいえるでしょう。
カステラであれ、豆腐であれ、カレーその他いろんなもの・・制度も含めて、日本風にアレンジされてはじめて日本に根付くのです。
異民族間の戦争では、そうは行きません。
朝鮮半島上陸後、連戦連勝であった秀吉の朝鮮征伐軍では、戦線が延びると兵力が分散されるだけで、新たな現地採用兵力の補充が出来なかったのが致命的でした。
同じことは、太平洋戦争でも言えて、戦線が広がるに連れて、兵站線が伸びるし、各地に守備隊をおかねばならないしで兵力が分散してしまったのです。それに、ソックリ同じ兵器で単に兵士数の差の戦いと言うのは、同じ文化圏の内戦にしか存在ないでしょう。
(それでも、騎馬の武田と鉄砲重視の織田のように若干の兵器差が生じます。)
異文化圏の争いの場合には、攻撃軍は単に戦闘員数だけ多いと言うのではなく、最新鋭の装備・兵力の練度でまさるのが原則ですから、現地採用用軍を利用出来ても装備や練度が下がって行く点も重要です。
急激に支店や工場を増設すると、人材が薄まって企業がだめになるのと似ています。
このように、外国との戦争では、勝ち過ぎると足元をすくわれるので、少しずつ占領地を増やしていくのが得策でしょう。
漢民族が、徐々に灌漑地を増やして領土拡張していった外、自然条件の隔離作用大きい場合・・・まとまった異民族の場合には、朝貢国・・属国にしていた程度が合理的なのです。
ただし、そのためには、本国との間の往来・・兵士の応援などが簡単に出来なければなりません。
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