01/10/07

世界平和12(戦争の原因6・・武士の戦争6)戦闘員の専門化2

ただし、これまで、09/10/05「商業と農業の先後関係7(ローマ帝国の滅亡5)」その他で書いているように、このように個性のある民族形成過程で、それぞれ違った産物が出来てきますので、例外的な交易の必要性が生まれて来ます。
商人の場合は、その方面での移動にともなう海賊や山賊から身を守るために、商人と武装は切っても切れない関係がありました。
舟が海賊に襲撃された場合、同じ船に乗っている以上は、商人だから関係ないと戦闘を傍観していると自分も殺されてしまいますので、そういう訳には行きません。
弱くとも、一緒に戦うしかないでしょう。
商業都市国家については、以上のように一蓮托生の関係が続きますので、また別の考察が必要ですが、ここでは、農業社会の戦闘員と非戦闘員のことを書いています。
例外的な泥棒的な被害から守るための戦闘に従事する人は、そんなに沢山要りませんし、非日常的ですから、日ごろから粗暴なものが、一般人から分離して専門家集団になっていき、武士や騎士が生まれたのでしょう。
(ただし、騎士は日本で言えば、小領主クラスでしょうか)
この騎士や、武士が、その後の交通手段・その他インフラの発展で、再び領域外に出っ張っていくようになったのが、西洋中世の戦争の連続と、わが国源平以来の武士の時代・・戦国時代の始まりでしょう。
これは海の民も同様で、漁民としては沿岸沿いで漁場を確保できたら充分であって、向こう岸が、あるかないかも分からない大西洋や太平洋の向こうまでに出かけていく必要がなかったのです。
(しかも、広い海の真ん中には魚がいないのです。)
そこで大海原を越えて遠征をする人も、ずっと後の航海の専門家が出て来るのを待たなければならなかったのです。
このように、戦争の結果が一般国民に関係がなくなり、参加者が賠償金を取るのが目的・・一種の強盗行為です・・・になってきて、他方でこれに平行して、戦争参加者が専門化してくると、自分達に関係がないのに、戦費調達のために税金を取られる国民の大方には迷惑な話となります。
現在で言えば、スポーツ嫌いの人が、オリンピックや世界選手権の参加費用を徴収されるみたいなものでしょうか?
国民の大方から見れば自分勝手な?戦争ばかりしていたスペインの王様は、戦費調達の税をうまく取れずに何回も破産したのは当然の帰結ともいえるでしょう。



関連ページリンク

Powered by msearch
稲垣法律事務所:コラム:検索

検索ベースはこちらから

 


コラムTOP

リンクを当コラムにはられる方はお読み下さい

©2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008 稲垣法律事務所 ©弁護士 稲垣総一郎
Design / Maintained by Pear Computing LLC



ブログ
株式投資