01/07/07
世界平和5(非武装中立論3)
湾岸戦争時に無関係を装った日本が、結局多額の協力金をせしめられた(敗戦国が賠償金を取られたのと同じです。)教訓から、今回は、すぐにも参加せざるを得なかったのを見ても分かるでしょう。
イラク戦争への協力の是非は、その戦争が正しいか否かではなく、弱小国はどちらにつくかの選択権しかないのです。
実際、第一次世界大戦と第2次世界大戦では、中立であったベルギーがドイツ帝国や、ナチスに2回とも蹂躙されています。
争いの根源である利害に関係している限り、その戦争の結果・・影響を蒙るのですから、結果に無関心を装うと言うのは、嘘っぽいのです。
複雑に利害の絡み合った現在世界政治・・経済では、戦争の結果に影響を受けない国はなくなっているのですから、知らん振りを決め込むのは文字通り装っているだけのずるい関係です。
これが、湾岸戦争後に、一種の敗戦国として巨額賠償金?支払いに繋がったのです。
これに加えて、日本国内だけの同じ宗教意識間の戦乱とは違い、異民族・・異宗教間の戦争時代でも、宗教家の非武装「局外」中立はありうるのか、有効かどうかと言うことになります。
イスラムやキリストによる領域・・商圏支配のための進出にも泰然として非武装中立姿勢を決め込んでいると、彼等は支配を確立した場合、キリストやイスラムの信仰の強制または事実上の押し付けをするのが普通です。
インド(現在のインド共和国と言う意味ではなくインド地域・・パキスタンやバングラデッシュを含む地域です)では、ムガール帝国のイスラム支配になっても、税金さえ納めれば仏教のままでよいと言う仕組みでした。
こうしたことから、よほど熱心な仏教徒以外は、
「マア、表向きだけでもイスラムに改宗したことにするか」
と言う事から、始まって形だけでもイスラム教徒となり、寺院へ参拝を始めます。
1代目は内心帰属していなかったでしょうが、それは表立っていえませんから、2代目以降は、親の心までは分かりませんから、本気で信じるようになって行くのです。
こうした時代の経過で、インドから東南アジアの海岸周辺では殆どがいつの間にかイスラムに改宗してしまったのです。
勿論、平成19年1月4日・・・・1「世界宗教の角逐(イスラムと仏教)1」のコラムでも書きましたが、商取引の発展がイスラム化を進めるきそになったことは当然でした。
「コーランか剣か」と言うスローガンが有名ですが、実はそんな乱暴なことでは長期支配できませんので、経済的誘導で徐々にイスラム教徒を広げていったのです。
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