01/03/07

戦争と平和1(核武装とノーベル平和賞)

弁護士報酬の話にそれていきそうですので、元に戻しましょう。
ローマ法皇は、日本の八百万(やおよろず)の神のように民族や氏族の神様ではなく世界宗教の親分ですから、世界内平和を祈るのは天皇家が日本の平和を祈るのと同じとも言えるでしょう。
ただ、世界宗教は、もともと地域民族神ではないので、本来的には特定民族の守護神・・軍神ではありえません。
これまで、03/26/06「商人と規制の親和性8(戒律・・・宗教の成立)」以来連続して書いているように、世界宗教は異民族間の国際ルール・・商業規律のために生まれたものであると言うのが、私の仮説です。
商業は、戦争の原因になりますが、商業そのものは、秩序を重んじる性質があり、戦争による混乱は商業活動にとってはマイナスです。
ですから、世界宗教家が世界平和を説教するのは、矛盾ではありません。
軍神と平和の関係に話を戻しますと、戦国時代の戦国武将の大義名分は、自分の武力で天下統一して、(信長の天下布武)国民に平和をもたらすと言うものでした。
軍人・戦争と平和は、矛盾関係ではなく、融合・表裏する関係なのです。
そう言えば、軍備増強論者も、戦争したくて軍備増強するのではなく、敵国に攻撃されないようにするために、軍備増強すべきだというもので平和主義である点は同じです。
軍人・軍備は戦争するために存在するのではなく、平和維持のために存在すると言う訳です。
北朝鮮の核武装も、アメリカからの攻撃を防ぐためのものだから、平和目的だという論理でしょう。
その内、金正日将軍は、核武装によって米朝戦争を阻止したとして、ノーベル平和賞を受賞することになるのかもしれません。
昨年末に処刑されたイラクの元大統領フセイン氏は、半端な武力しかなくてアメリカの攻撃を誘発した責任があります。
お蔭でノーベル平和賞を貰い損ね、逆に、民族を危機に陥れた罪で処刑されてしまったということになるのでしょう。
今回のイラクと北朝鮮問題の教訓は、平和を維持するには、すべからく有効な軍備・・核武装すべしということで、これを実践しているのがインド対パキスタンであり・イランというところです。
これからも、深刻な紛争が起きる都度、核武装に走る国が増えるでしょう。
日本はまだ危機感が薄いのでおもちゃの兵隊で満足していますが、北朝鮮から核兵器で脅される事態になれば、核兵器で武装せざるを得なくなるでしょう。
現在の自衛隊は、通常兵器のために随分とお金を使ってはいますが、幕末ころに、戦国時代以来の甲冑を磨いていたのと同じで、実用ではなく飾りでしかないのです。
世界平和と世界中の核武装の関係については、06/18/06「憲法153(自衛のための戦力とは?2)核兵器1」と陸軍1」以下で既に連載しました。



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