01/22/06
国事行為が多すぎるとしても、日本では、官僚が「御璽」を代わって押印しているかも知れませんが、中国では辛亥革命で政権が倒れるまで、皇帝が死ぬまで自ら判を押し続けていたと言われます。
一寸した処罰でも、すべて皇帝の裁可・押印が必要だったと言われていました。
それで疲れ切ってしまった皇帝が、最後のころは爪を立てるだけで押印したことにする慣習が成立したのです。
はんこを押したり爪を立てるだけでクタクタでしたから、そのうえ毎年合格してくる官僚に至るまで、親しくなろうとしたら大変なことです。
寝る暇もないほど、忙しかったでしょう。
天皇親政を歴史上有り難がりますが、親政と言っても、やり方を間違えれば、その実質はそんな程度のものです。
何もかもやろうとすると、却って押印のような瑣末なことに追われてしまい、実質的な判断をするヒマがなくなるのでしょう。
(と言ったら右翼に叱られるかな?)
ところで日本でも、昨秋の衆議院選挙に際し、自民党では従来の派閥の推薦よりは、党執行部が新人発掘を直接行いました。
さらに、「派閥をぶっ壊す」と言っていた小泉総理が、自民党大勝を受けて新人議員に対し、派閥に入るのをやめるように言って、自ら直接研修をするようになったのは、この殿試と同じ考え方です。
自民党総裁=総理直接の研修制度は、中国の殿試の現代版と言えるでしょう。
(小泉さんは、殿試を知っていたのかな?)
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