01/07/06

独立行政法人化と市場化3(寄付税制3)

アメリカでは教授の給与はそれ程高くなくて、講演や本を書いたりして自力で稼ぐ傾向があるようです。
美術系や音楽系は昔から個人レッスンその他で稼いでいますが、経済理論や政治学、高邁な哲学でも一定の水準に達すれば講演依頼はあるでしょうから、そうした総合的収入で考えていけば民営化は成り立つのです。
09/23/03「教育改革・・・・明治維新と学制改革 1(江戸時代の教育/私塾の活躍)」前後に江戸時代からの教育制度を書いてきましたが、緒方洪庵など補助金なしに塾が成り立っていたのです。
そんな有名人だけしか食べていけないのでは、困ると言うでしょう。
しかし、吉宗の始めた足高の制のように、固定給与を安くして、あとは自助努力にしても、現在の方があちこちの講演会或いはテレビ出演・生涯学習講座その他いくらでも活躍の場があって、いろんな収入の道もあるのです。
どこからもお声のかからない学者は、矢張り有る程度無能と言うことで、子供に教えるだけの最低の固定給だけの先生もあり、あるいは日の目を見ないような変わった研究ばかりしていて、清貧に甘んじている先生がいる社会もいいでしょう。
そのためにある程度、学外で稼いだお金を大学や研究機関にバックするシステムも必要でしょう。
マスコミ受けしない研究も、ある日突然脚光をあびるかも知れないのですから、最低の食い扶持で清貧に甘んじる人がいても、いいじゃないでしょうか?
最低の生活保障さえあって、好きなことを一生涯出来れば、それで満足する人もいるでしょう。
01/01/05「今年は鶏鳴とともに(人間以外の生き物も大切に)」のコラムで紹介しましたが、東邦大学の先生が絶滅寸前に状態にあったアホウドリ保護に打ち込んでいる内に、いきなりマスコミで大きく取り上げられたことがありました。
これからの日本は豊かですから、こうした特殊な方向へ打ち込むのもいいではありませんか!
講演依頼はなくとも、こうしたことが報道されると、活動資金の寄付などが直ぐに集まるようになる社会構造への改革も必要でしょう。
今は、給与で食べて行く前提ですから、上記のアホウドリ保護の報道があったからと言って、ボランテイア等が寄付の呼びかけを直ぐにしてくれる世の中になっていないのが難点です。
10/25/03教育改革21・・・・・寄付と所得税法1(税制の直接民主主義5)」前後で連載しましたが、税金を集めて役人が補助金を配るやり方よりも、寄付で直接自分の好む所に支出できるシステムにすべきだと言うのが私の意見です。



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