01/02/06

鈴木さんと令嬢

ガラスが古代からあったとしても、一般的でなかったと同様に、「鈴」という漢字が昔からある以上
は、例外的に「鈴」も貴金属として存在していたでしょうが、私が気にしているのは、澄み切った音
のする鈴が一般的に使用されるようになった時代のことです。
鈴木さんと言う氏がが、いきなり増えた「江戸時代に、鈴の製作が可能になったのではないか」と
いう意見もあるでしょう。
06/17/05「関東平野の原風景とは?(麻とススキの原っぱ?)1「鈴木さん」のコラムで書いたよう
に、これは関東平野に多かったススキにちなんだものというのが、私の意見です。
ちょうどこのころから、冶金技術が進んで澄んだ音のする「鈴」普及して来たことも相俟って、身近
なススキに引っ掛けて鈴木姓が広がったのかもしれません。
火縄銃の伝来が火薬を詰めて爆発させても銃身が破裂しないように錬度の高い鋼鉄を必要とし
たように、戦国時代末ころから、製鉄技術が発展していたのかも知れません。
南部盛岡製の風鈴や風炉釜なども、江戸時代からの普及でしょう。
ただし、戦国時代には製鉄が間に合わず、インド鉄と言う名の西洋鉄が輸入されていたくらいで 
すから、それ程発達していたわけではなさそうです。
ただ、量産技術は別として純度の高い鉄の製法は進んでいたのではないでしょうか?
ついでに、「令」と言う漢字は、命令の令だけでなく、美しいものと言う意味もあるのです。
神のお告げは、美しい澄み切った鈴のような声で伝えられるべきでしょうし、これが転じて、○○
令夫人・令嬢の用例に連なるのです。
結婚式の案内で、「○○令夫人様」と書かれた招待状を貰った女性は、「○○家令嬢」は聞いたこ
とがあるけれど「?」と思った方もいるでしょうが、こうした意味があるのです。
女性の声は鈴を転がすような声が、良いに決まっていますよ!



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