01/01/06

初詣インターホン1(叩く文化・・推敲

平成18年元旦・・・・・・明けましておめでとうございます。
今年が始まりましたが、皆様、初詣はお済でしょうか?
初詣については、昨年末に書いたように、神様も人間一人一人のことまで一々気に掛けていられ
ませんので、神様に忘れられないように、イの一番にお参りをする習慣がついたのかもしれませ
ん。
御参りしただけでは、まだ分かって戴けませんので、神前では必ず、拍手して声掛けし、さらにガ
ランガランと鈴を鳴らすならわしです。
「御免ください」と神様を呼び出すわけにはいかないし、「えへん、えへん」の咳払いをするのは、
もっと失礼です。
それに、大勢の人が次々と神社の扉を叩くのでは、神社の扉が壊れてしまいますから、誰か知恵
者が手を叩く「拍手」(はくしゅではなく、かしわでと言います)と鈴をぶら下げることを思いついたの
でしょう。
ちなみに、西洋では、古くは扉を叩くための大きな輪っパが、扉の真ん中に付いているのが普通
です。
中国でも、訪問者は戸を叩く事が多く、これが、日本でも有名な「推敲」の語源になっているわ
けです。
玄関や門扉を叩く例とは少しズレますが、古くは、中国のお寺では、食事に始まり各種行事のトキ
(斎をトきというのです)を告げるのには、磬(けい)と言う石の板(今では、木の板)を叩くのが普通だ
ったらしいのです。
盛唐の王維が、禅寺(嵩山)を訪問したときの詩の一節に
     「食は鳴磬に随って巣烏下り」   
     「行きて空林を踏めば落葉の声」
言うのがあります。
このころには、まだ石版を使っていて、食事の合図に磬(ケイ)を鳴らすと、坊さんだけでなく小鳥
まで樹上から降りてくると言うのです。
この情景と「空林を踏めば、落葉の声」と言うセットもいいですね。
ちなみにケイを叩くのは、西域からの仏教伝来時のガンターと言う仏具の伝来に由来するそうで
す。



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