01/01/04

2004年元旦(生きとし生けるもの)

あけましておめでとうございます。
皆さん、昨年は如何でしたでしょうか?
前向きで充実していた方や、,病やリストラその他マイナスの経験をした方もいらっしゃるでしょう。
すべては、過去の積み重ねの結果が昨年表面化しただけですので、病や失敗が表面化した人は、積年の膿(欠点)を出して、体の悪いところが入れ替わる為の準備の年だったと考えることが出来るでしょう。
正月元旦は、新しい門出の仕切りなおしですから、昨年うまく行った人は、成功に安住することなく注意しながら更なる飛躍を目指して、昨年のうちに膿(欠点)を出し切った人は、新しい一年の始まりに期待を懸けましょう。
膿(欠点)を出し切っていない人は、出来るだけ今年中に早く膿(欠点を正視して)を出し切って、新しい飛躍に備えましょう。
大晦日のコラムで書きましたが、ついたち「朔日」は、欠け続けていた月が逆に、満月に向かって膨らみ始める日です。
これが毎月あって、元旦は年の初めのめでたい日となっています。
「芽出たい」という言葉も、芽が出ることを寿ぐのですから、同じ意味でしょう。
日本では、人に限らずすべての生命(「生きとし生けるもの」と表現します)の誕生を「めでたい」という気持ちで来たようです。
ちなみに中国では「生きとし生けるもの」が歌を詠むという思想はありません。
仮名序を元にした李白と漁師・・和歌の神さま住吉明神の化身・・のやり取りを主題にした能=謡・・観世元清作、「白楽天」があります。
そこでわが国特有のものとして、古今集仮名序で創作された?名文句「生きとし生けるもの」を紹介しておきましょう。
「・・・・・花になくうぐひす、水にすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるもの、いづれかうたをよまざりける。ちからをもいれずして、あめつちをうごかし、めに見えぬおに神をもあはれとおもはせ、をとこをむなのなかをもやはらげ、たけきもののふの心をもなぐさむるは、うたなり。」

話がそれますが、「天地(あめつち)が動き出す」という仮名序を紹介しますと、これを歌いノメシた江戸時代の狂歌をハショルわけにはいきません。
「歌よみは、下手こそよけれ、あめつちの、動き出だして、たまるものかは」(宿屋飯盛) 
 (うろ覚えのままですので、原文は少し違うかもしれませんがあしからず)
確かにイランの地震じゃないけれど、天地が動き出してはたまりませんよね。
本当に江戸時代って、ゆとりのある人が生きていた時代ですよ!
私の主張する「ゆとり」とは、ひまを持て余す意味ではありません。


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