01/28/03
止められない公共工事(無修正主義の問題点 3)
公共工事も、一旦始めた以上は、どんな事があっても、止める事が出来ないと言う大前提で議論しようとするから、本当に嫌になっちゃいますね。
無修正主義の原点は、明治時代から形作られた『役人の無謬性』と言う官尊民卑の思想ではないでしょうか?
ありとあらゆる許認可文書も、事前に役所に伺いをたてて、OKが出てから正式に申請するのが一般的です。
ダメなら却下してくれたら良いのに、これでは受け付けられないと言うのです。
事前審査ばかりが横行しているのは困ったものです。
役所ではありませんが、銀行融資もそうですね、融資申し込みをすると、行員の事前審査?があって、パスをしてから正式な融資申し込みをする仕組みです。
担当者段階でパスすれば、100%近く融資を受けられる慣行から悲劇が生じます。
たまに何かの事情で、りん議が通らない事が起きるからです。
融資申込者は、過去の慣行から、後はりん議を通る為の1週間程度でお金が出ると期待して、次の手順を組み立てるのが普通です。
ところが融資が出ないとなると、後の手順が全部狂ってしまい、大きな損害が生じる事があるのです。
こういう事が、たまに銀行の責任追及をする裁判になる事がありますが、銀行側は、正式に貸すと言う約束まではしていないと言って争います。
このように、事前審査制度と言うのは、とても不明朗な決定過程となり、どちらかと言うと許認可側または立場の強い側に有利な感じがします。
許認可の場合、正式却下ならこれを正式に不服申し立てして争う道がありますので、透明性があって、今後の先例や指針になります。
事前審査ですと、透明性がないので、次の申請者の参考になり難くく、毎回役人にお伺いをたてる事になりがちで、役人の地位確保に向いていますが極めて非効率です。
そのうえ、役人のさじ加減が働き易く、汚職の温床になり易いのです。
このように、ふんぞり返って書類に目をとおして、受け付けてやると言う仕事を長くしていると、間違いがあっては沽券に関わると言う事になりやすく、一旦きめると修正や変更等は全く受け入れられな精神構造になるのでしょう。
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