01/22/03

憲法の限界6(政党のあり方)

憲法のコラムで順次書いて来たように、時代が進展して、今や労使対決(と言っても企業の儲けの取り合いでした)よりも、環境、消費者問題に関心が大きく移って来ています。
社会党は、従来反権力を標榜して来ましたが、大企業労使の中のコップの中の争いをして来たに過ぎません。
建設大臣になると企業の一員としての本質を現わしてしまったので、その後、消費者・環境擁護運動をしても信用されなくなったのです。
政党の消長は、個別の政治家の能力も必要ですが、どの勢力から支持を受けているかと言う点がより重要です。
管さんは、民主党内では人気が低いものの、国民的人気が高いと言う理由で、昨年末に代表に選ばれましたが、彼の人気の高さは、彼が大臣になった時に、エイズ問題に対して、野党のときと同様にしっかり取り組んだのが彼の信用になっているのです。
民主党は、これから消費者や環境を大切にする人々の代表として生きて行くのか、企業側で生きて行くのか、はっきりしないと生き残れないと思います。
鳩山さんは、その生い立ちの故か、企業側か否かハッキリしませんでしたので、民主党が低迷するようになったのだと思います。
昨日の新聞では、管さんは前回代表の時は、かなり自分の主張を鮮明に打ち出していましたが、今回は、旧社会党系や保守系に気を使って、自分の主張が打ち出せないでいる様子が大きく報じられてました。
自民党も、代表者と党員がねじれていますし、このままでは、国民がどちらを選んで良いのか選択に困ります。
自民党は、小泉さんの政策に反対なら党を割るべきですし、民主党もそうして欲しいものです。
この点、自由党の小沢さんの行動は、民主国家の政治家として極めて合理的だと思います。
私は、55年体制を引きずったまま、政党が離合集散を繰り返しているので、ねじれ現象が生じているのだと思っています。
自民党も、民主党も、党首だけは、国民の時代変化に合わせて、耳当たりの良い消費者主権的な事を言いますが、どちらもそのよって立つ党員が、55年体制下で既得権を得た層の支持を受けている人が多いのでは、羊頭狗肉の誹りを免れません。




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