01/11/03
文化発信国家へ(教育改革の方向)1
教育基本法改正が今国会の大きな問題になっています。
私は、戦後のパラダイムが大きく変わって来ているので、『それなりに変えるべき点があるのかな ?』という程度の意識ですが、55年体制のコラムで書いていますように、どちらかと言うと、戦後民主主義の進行を阻止し、覆したい立場から、戦後60年近くも過ぎて時代に合わないと言う口実で、私のような感覚だけの人にうまく訴えて、歴史を巻き戻したいと言う反動的要素が強いように感じます。
今日私が論じたいのは、そう言う左右の対立ではなくて、科学立国、技術立国と言う明治以来の『神話』もしくはイデオロギーに対する反対論です。
研究所で、『この回転数をもう少し早く出来ないか、」『この部分をもっと細くするにはどうしたら良いか、』『通信速度をあげるには、?』『これとこれを混ぜるとどうなるか』などなどは、努力していればその内、何とかなるものであって、ノーベル賞と言っても、その他発明発見と言っても、遅かれ早かれ誰かが気付くものを、ちょっと早く発見したに過ぎないとすら言えるでしょう。
企業の工夫のうちで、コスト削減と性質が似ています。
しかも売れ筋に皆が飛びつくように流行の研究が殆どですから、常温超電導騒ぎもそうでしたが、皆がやってる事を用意ドンで競争するだけの研究者の何処が偉いの?と言いたくなりますよ。
オリンピックと同じで、参加出来るだけでも意義があるとは思いますが・・・・・。
これでは前回コラムで批判した『売れ筋をキャッチして、直ぐ似たようなものを造ったり仕入れに狂奔する』サラリ−マンと変わりません。
それに、こういう競争は生産力の増強競争に資するだけの話ですので、結果が良ければ、国際収支の黒字に貢献する事になります。
今回の田中さんの勤めている島津製作所の売り上げが伸びる予測があるのは御存じのとおりです。
原因がノーベル賞であれ、なんであれ、これ以上貿易黒字を積み上げるのは、国際協調上無理だという結論が先にあるのですから、物凄く儲かる発明をして儲けたら、また海外に工場を造るより外ないのですから、意味がないでしょう。
何しろバブル崩壊後の現在も貿易黒字の連続なのですから!
赤字の傾向が見えれば別ですが、充分稼ぎまくった上に、まだ黒字を続けているのですから、一人の人間として考えてみれば、死ぬ迄強欲に稼ぐ事ばかり考えているようで、恥ずかしくないでしょうか?
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