01/06/03
外国人労働力の移入 3
外国人労働者導入と言っても、日本人よりも優秀なひとに絞れば良いと言う意見もあります。
日産のゴーンさんのように一人の優秀な指導者を入れれば、大勢の社員がその恩恵を受けられると言うものですが、これは明治維新の時のお雇い外国人の範疇であって、今議論している労働力不足の問題ではありません。
お雇い外国人を入れるのは、私も賛成です。
無責任な経営者や政治家を外国人に入れ替えて、思いきった改革をして貰い、社会全体に恩恵を及ぼして欲しいものですし、諸外国とマトモに競争出来ない大学にも、導入して欲しいものです。
しかし、学者、経営者や政府が主張している労働力不足問題と言うのは、何百万人どころか何千万人単位で人口が減少するから導入の必要があると言うものですから、5人や10人のエリート導入の話ではあり得ません。
ましてや、自分の地位を譲る事なんぞ全く念頭にない発言です。
話が変わりますが、中世ヨーロッパ世界で、ギリシャ人やイタリヤ人が、お雇い外国人として、枢機卿や宰相になっている例がいくらもあります。
我国も、そのくらいの気持ちで、お雇い外国人を入れるのは、一つの考えかも知れませんが、彼等(政府や経営者)はまさか自分達支配者が入れ代わる事まで考えていないでしょう。
もしも、本気で何千万人単位で、優秀な研究者やホワイトカラーを導入するならば、(一時には不可能でも徐々にした場合)殆どの日本人がその下働きに甘んじることになってしまうでしょう。
下働きをしながら世界第2位と言うよりも、世界ランクが下がって、世界第20位でも、自分達がトップで働いた方が良いのではないでしょうか。(『鶏口となるも牛後となる勿れ』というじゃありませんか)
後に書きますが、私は個人の幸せと言う視点だけでなく日本の活力を引き出し、今後も世界に冠たる国家である為には、元気な中小企業が必要だと考えています。
その点はさておくとして、今の日本人は、長年の国家政策で、サラリーマンが良いものと、洗脳されていますので、これを前提に考えますと、日本人の受け取る給与は下働きですから、エリート外国人と同じ給与を貰えませんので、個人所得としては、殆ど変わらない結果になるでしょう。
もしかすると、欧米人に限らず諸外国では、階級意識が強い上に、(経営者やエリートと一般人の所得差は半端ではありません)中間管理職がなくなる変化も手伝って、下位労働者となる日本人は、皆パートタイマーになって現在の何分の1の所得しかなくなるかも知れません。
このように、収入面で良い結果にならないばかりか、日本人よりも優秀な外国人が何千人万も移入されれば、国内で一種の人種差別問題が発生して大変な困難を抱え込む事になります。
華僑と東南アジア諸国民との関係がその将来像を示しています。
日本人も、外国人エリートに対して、暴動、焼き討ちなどする時代が来るのでしょうか?
あまりにも収入が少なくて生きていけないのなら仕方ないですが、(自然にはいってくるのを、防げないなら仕方ないですが)日本のように世界トップクラスの生活をしている民族が、自分達を都市の片隅で生きる居候生活にする為に、お金を掛けて呼び込む必要はないでしょう。
わたしは、人は自分の能力に応じて、ゆとりのある生活をするのが幸せだ考えますから、大量の外国人導入には反対なのです。
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