01/05/03
外国人労働力移入 2(人口減少賛成)
外国人労働力の移入反対の第2点として、私は以前のコラムに書きましたように、人口が減れば減ったで良いという考え、すなわち、ゆとりの人生を主張したいのです。
現在の1億以上の人口が異常であって、江戸時代の人口(2489万〜2720万で推移していました。)近くに戻れば、国民一人一人があくせくせず、ゆったりした人生を送れるようになれると考えているからです。
日本の人口が1億人を割っても、7〜8千万人になっても、4〜5000万人になっても、経済的に充分やっていける筈である事は前回のコラムで書きましたが、少し詳しく書いてみましょう。
これからは、自国の人口が1億人あっても、2億人あっても、自由貿易圏に参加するなどの政治決断をしないと、やっていけないでしょう。
10何億と言う中国でさえ、アメリカに嫌がらせされながらも、恥じを忍んで、必死になってWTOに参加したのです。
我国だけが、抵抗勢力(農業団体)に遠慮して、何処とも実効的な自由貿易圏協定を結べないばかりか、結ぼうとも出来ないのは嘆かわしい事です。
これからは、従来とおり貿易立国に徹して、自由貿易圏協定を積極的に進め、自分の国は身軽になって(人口と言う在庫を最少に!)豊かな自然を満喫しながら生活したいものです。
明治以来、日本人の表情は、神経症みたいな人が中心になっていますが、人口が多すぎるのが、(いまは、江戸時代の約5〜6倍ですよ!)国民からゆとりを奪っているのではないでしょうか?
小鳥でも犬でも、餌を多く綺麗にしてやる、冷暖房があるなど設備をいくら豪華にしても、狭い所にぎゅう詰めで良いと言うものではありません。
明治政府の『生めよ増やせよ』と言う政策は、弱肉強食の19世紀には必要な政策でしたが、そろそろ切り替える時期になっていると思いますが、いかがでしょうか?
戦後のパラダイムが50年たって限界が来たと言うより、明治時代のパラダイムが一杯残っていて、これがどうにもならなくなっているのが現在社会の問題点ではないでしょうか?
戦後制定された日本国憲法前文は、『諸国民の公正と信義に信頼して、・・・・われらの安全と生存を保持しようと決意した。』と宣言しています。
これは従来平和憲法、すなわち、憲法第9条の戦力不保持、交戦權放棄等の精神を宣言したものとして解釈されて来ました。
ここからは私の独自解釈ですが、『諸国民の、公正と信義に信頼して』単に武力に頼らないだけでなく、『人口膨張政策その他、実力をむき出しにして国を守るのをやめる』と読みなおすべきであると考えます。
制定当時はそこまで考えていなかったと思いますが、時代の進展により、ガットがW・T・Oに進化するなど、貿易自由化の進展は目覚ましいものがあり、更に近年は、E・E・CからE,Uへの進化を契機に、自由貿易協定が盛んに行なわわれるようになりました。
我国も、これに積極的にに参加して、(世界の孤児にならず)行けば人口3000万でも5000万でも、併呑されて植民地になったり経済的に立ち行かない時代ではなくなったのです。
未だに人口減少を心配するマスコミの論調を見ると、時代に合わせてやるべき事をしないで、先送りを繰り返している政治家と同様、まだ明治時代の発想から抜け出していないのではないかと思っています。
©2002,
2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008 稲垣法律事務所 ©弁護士 稲垣総一郎
Design
/ Maintained by Pear Computing LLC
